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まだ変えてなかったの?今からでもお得がスゴイ!電力会社の乗り換え方

家庭の電力自由化が始まって早5年。テレビCMや電車の中吊り広告で見かけることも増えましたが、やっぱり何だかよく分からないという人も多いようです。今回は電力会社変更に関する素朴な疑問を解消しながら、新しい電力会社の選び方をご説明します。


マンションでも戸建てでも工事費ゼロで電力会社は変更できる!

 電力会社の変更は、マンションでも戸建てでも可能です。電力会社を変更するにあたり、新たに電線を引く必要はありません。電気メーターをスマートメーターへ交換する工事が必要ですが、原則無料で行われます。工事というと賃貸の場合、原状回復が気になるかもしれませんが、電気メーターはもともと電力会社が所有しているもの。退去後に元に戻す必要はないのでご安心ください。

どんな電力会社があるの??変えると何がいいの!?

 今までは、東京電力、関西電力といった地域の電力会社からしか、電気を購入することができませんでした。しかし、電力自由化によってガス会社や石油会社、通信会社や鉄道会社などさまざまな事業者が電気を販売できるようになり、私たち消費者は電気をどこから購入するか、自由に選べるようになりました。

ガス会社:東京ガス、北海道ガス、大阪ガス、西部ガスなど
石油会社: ENEOSでんき、昭和シェル石油など
IT通信系:auでんき、ソフトバンクでんき、楽天でんき、J:COM電力など
鉄道会社:東急パワーサプライ
自治体:福岡県北九州市(株式会社北九州パワー)、大阪府泉佐野市(一般財団法人泉佐野電力)など

 電力会社を変えるメリットはなんといっても、お得なこと。電力自由化によって料金やサービスの設定も自由になり、基本料金ゼロで利用量に応じて料金が課金される料金プランや、元々の事業とのセット割引など、今までになかったお得なプランが続々登場しています!

 また、既存の地域の電力会社も新プランを打ち出しているので、電力会社を変えなくても、プランを変更するだけで料金が安くなるケースもあります。

やっぱり今までのままが安心!? 停電しやすくなったら困る!

 生活に欠かせない電気。電力会社を変更することで停電しやすくなったり、電気の質が悪くなったりするのは困ります。でもご安心ください! 電力会社はあくまで電気を売っている会社。同じ商品をスーパーで購入するか、コンビニで購入するか、ドラッグストアで購入するかの違いと思ってもらうと分かりやすいかもしれません。

 電気を家まで送り届けてくれる送配電部門は、今までどおり東京電力や関西電力といった地域の電気事業者が行います。なので、どの電力会社から電気を購入したとしても同じ電線から届く同じ電気を使うことになりますし、停電の際にも契約した会社によって復旧が遅れるということもありません。

 もしも、新たに契約した電力会社が倒産した場合はどうなるのでしょうか!? 実はそうした場合は東京電力、関西電力など地域の電力会社が電力を供給するように義務付けられているので安心です。

 

電力会社変更までの3ステップ

 次に電力会社を変更するまでのステップをご説明します。

ステップ1 現在の使用状況を確認する

 電力会社によって料金プランはさまざまです。安くなるかどうかのカギはご自身に合ったプランを選ぶこと。

 まず、今自分がどれくらい電気を使っているかを検診票や電力会社のマイページなどから確認しましょう。

ステップ2 新しい電力会社での料金シミュレーションをする

 次に新しい電力会社で料金のシミュレーションをします。現状の使用量を入力すると新しい電力会社に変更した場合の料金がいくらになるかが分かります。

 家族構成などから見込額を計算することもできますが、数カ月分から1年分の実際値を入れてみると、本当に安くなるかどうかが分かります。

 シミュレーションは無料でできるので、いろいろな電力会社で試してみることをおススメします。複数の会社を一括してシミュレーションしてくれるサイトもありますので活用してみてください。

価格.com
新電力比較サイト

 会社の数が多すぎてピンとこない場合は、現在契約中のガス会社、携帯会社、よく利用するガソリンスタンドの石油会社などから試してみるとよいでしょう。これらの会社はセット割引が充実しています。

ステップ3 新しい電力会社で契約をする

 希望のプランが見つかったら新しい電力会社で契約手続きをすれば完了です。携帯電話のMNP(ナンバーポータビリティ)と同じで、もともと契約していた電力会社を解約する必要はありません。

 

電力会社の変更についてご理解いただけましたか?

 契約期間に縛りのないプランが多いので、一度契約してももっとお得な会社が見つかったら再度乗り換えることもできますよ。スマートメーターに交換済みの場合はもう工事の必要はなく、契約変更だけで済むので、さらに簡単です。やっぱり元の電力会社に戻したいというのもアリなので、年末を前に、一度試しに変更してみては?

 

※本コラムは楽天証券<お金と投資をもっと身近に>投資情報メディア「トウシル」にて執筆したコラムを転載しております

暮らしのお金についての「困った!」を解決します。

■ この記事を書いた人 ■

橋本 絵美

橋本 絵美はしもと えみ

  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • 二種証券外務員
  • お片づけプランナー
プロフィール
福岡県出身。慶應義塾大学商学部卒。2男4女を育てるママFP。子供=お金がかかるという考え方ではなく、子供は宝であり、ママたちが安心してもう一人子供を産めるようにサポートしたいという思いからFPとなる。お金とモノとの付き合い方を考え、お片づけプランナーとしても活動中。ご相談を受ける中で蓄えてきた知恵と自身の経験を生かし、“貯まる家計の仕組みづくり”と“子どもがいてもすっきり片付く部屋づくり”のアドバイスを行っている。明日から使える節約コラムやママ向けセミナーも好評連載中!
ひとことメッセージ
子ども10人の幸せ大家族を目指すママFPです。今年11年ぶりの男の子を出産しました!あまりのかわいさに家族みんなメロメロです。私自身、子どもが多くても希望の進路に進ませてあげたい!と自身の家計管理と資産運用も日々研究と改善を重ねています。そんな経験をもとにした相談、コラム、セミナーは大変好評いただいております☆(目からうろこの家計術だそうです。笑)もう一人子どもが欲しい!子どもの将来のためにお金を貯めたい!と思ったら一度相談してみてください。皆さんが希望の未来を描けるようにサポートさせていただきます!