マネーコラム一覧

工夫次第で教育費は節約できる!

工夫次第で教育費は節約できる!

子どもを育てるのに必要なお金で、出費の割合が最も大きいものといえば、教育費ですね。塾や家庭教師、通信教育など、子どもの学力を伸ばすためにお金が必要なのは仕方がないと考えがち。けれども、お金をかけなくても工夫次第で、子どもの学力を伸ばすことはできるのです。そこで今回は、お金をかけずに学力を伸ばすための3つのポイントをご紹介します。


【 ポイント1 】学びの時間を暮らしの中に取り入れる

 子どもを塾に入れず、通信教材もやらず、上位の成績をキープしているご家庭の多くは親子で学ぶ時間をとっています。

毎朝15分計算問題をする、とか、キャッチボールをしながら問題を出し合うとか、食事中に親子でその日の新聞記事について話し合うとか。日常生活の中に親子の学びの時間を取り入れることで、「考えること」「勉強すること」が暮らしの一部になります。家庭学習で解決できる範囲が広くなることで、塾代などの節約につながります。

あれもこれもと欲張るよりも、短時間でも毎日、同じタイミングで行うことが重要です。 

ポイント2 】教育費の予算を子どもに話しておく 

教育にかかるお金を子どもに知らせたがらないパパ、ママが多いですが、教育費の節約を行う際に子どもの協力は不可欠です。「子どもに使えるお金はここまで」と決めて、その範囲で将来を描くように子どもに伝えましょう。そうすることで、親子で工夫が生まれますし、子どもの金銭感覚を養う点でもたいへん意味があります。

「子どもにお金の話をするなんて…」と、思う方は多いでしょうが、小学校高学年になれば収入に限りがあることぐらいわかっています。「ダメ、我慢してちょうだい」ではなく、「あなたにかけられるお金はこれだけだから」と言われたことによって、子どもは自分の将来について真剣に考え始めます。

たとえば、「国公立大学なら下宿でもOK。私立大学なら自宅から通えるところを選んでちょうだい」とか「私立高校に通うことになったら、塾へ行くのは家計的に無理だからよろしくね」…などのことを早い段階に伝えておくのも効果があります。受験期に言われるとプレッシャーになってしまいますが、早いタイミングでそれを伝えておくと、子どもはそのつもりで行動するからです。

 教育費は聖域ではありません。家計に無理のない範囲はどれくらいか。できるだけ早い段階で試算をして、予算を出しておきましょう。そして、子どもの未来を切り開く力を信じて、塾や進路を決定する際に予算を正直に話す。そうすることが、教育費のムダを防ぎます。

  ポイント3 】将来かかる教育費を見越して進学先を選ぶ

学費を抑えたいなら、オール国公立で進むのが理想です。しかし、義務教育を過ぎてからは、高校受験、大学受験の2つのハードルを超えなければいけません。そこで、将来の出費を見越した学校選択をして受験リスクを減らし、教育費の節約を成功させた2つの事例をご紹介しましょう。 

☆公立中高一貫校を選び、塾へ通う期間を短くしたBさん

小学受験、中学受験というと私立校をイメージする方は多いかもしれませんが、国立大学付属小・中学校、公立中高一貫校にも受験はあります。国立大学付属校の場合、小学校→中学校→高校→大学(指定校推薦)のルートがあるところや難関国公立の進学率の高いところもあるので、小学校または中学校のうちに入っておくのも1つの方法です。 

B さんは、小学5年生から公立中高一貫校コースのある進学塾に通い、地元の公立中高一貫校を受験・合格しました。進学塾に通っていたときは年間40万円ほどの月謝がかかりましたが、中学からは塾には行っていません。学校では中学・高校の6年間で大学進学を目指すカリキュラムになっていて、高校2年生までに高校3年間のカリキュラムを終え、高校3年生のときは受験対策が徹底して行われたそうです。その結果、Bさんは現役で国立大学に合格しました。

 

☆志望大学の推薦枠狙いで高校を選んだCさん

Cさんの家庭はパパの病気が原因で収入が少なく、生活保護を受けるか受けないかのスレスレの状態でした。そこで、大学に行きたかったCさんとママは使える制度はないか徹底的に調べました。すると、住んでいる地域でCさん一家の所得の場合、私立高校の授業料が実質無料になることがわかりました。

そこで、Cさんの学力で入学の可能性が高い私立高校のうち、施設利用料などの授業料以外の費用が安いところをピックアップ。その中から、学費が安い私立大学の指定校推薦枠の多い高校に学校推薦で入学することにしたのです。Cさんの学力なら特待生も狙えたそうですが、その学校では特待生に指定校推薦を出さないと決まっていたので普通科に入り、指定校推薦をもらうために独学で定期テスト対策をしっかり行い、上位の成績を取り続けました。推薦を上手に利用することで、塾の費用を節約したのです。

Cさんのママは大学の学費用の積立を開始。中学3年生の段階で大学進学を見据えた行動を起こした結果、無事第一志望の私立大学の指定校推薦を受けることができました。低所得でもCさんとママが諦めずに行動を続けたことで実を結びました。

 教育費の節約は「家庭学習の習慣」「教育費の予算の共有」「先を見据えた進路選択」と、すべて親子の協力が欠かせません。親子で話し合い、楽しみながら、チャレンジできるといいですね。

 

暮らしのお金についての「困った!」を解決します。